東京遠征１

12月18日世田谷パブリックシアターにて「風博士」を観劇しました。

坂口安吾氏の小説を読んだとき、これどうやって舞台になるんだろう、と？ばかりが頭に浮かびましたが、あの時代を生きなければ行けなかった登場人物達の切なさや哀れさもありつつ、趣里ちゃん演じるサチ子のふわふわとした存在感（所狭しと舞台上をかろやかに移動したりポーズを作ったり、印象的な立ち振る舞いでした）や、渡辺えり子さんの力強い歌声（聞き惚れた！）吉田羊さんの妖艶な姿（後ろ姿がステキ！）ときりっとした啖呵やセリフに観ていて心を奪われました。

我らが林遣都は初年兵という初々しい役柄でした。いつも一生懸命で真面目に上官の命令だけを聞いていた彼は中井貴一演じるフーさんとその仲間達に出会い、ほんの少しだけ普通の少年に戻れたような気がします。歌は…初年兵という役柄なのでああいう歌い方になったのか、それとももとからああいう歌い方なのか…よく判りません(^_^;)

歌と言えば吉田羊さんがあるシーンの後で歌った悲しい曲がとても良くって涙が出ました。もう１度聞いてみたい。

あと中井貴一さんがセリフを喋っている声と歌っている声のハリが違うのでビックリしました。すごく太い声になって一瞬そこだけ録音なのかと思ったくらいです。

段田さんのコメディ部分も面白かった～。観て良かったです！

あ、そうそうWOWOWで来年放送する予定らしいのです、楽しみ！