入院日記2

※下ネタやグロい表現などがありますのでお食事中・・・の方はいらっしゃらないとおもいますが、ご注意ください。
手術当日
暗い3時から目覚めている。しかし当日はもう腹が据わってるのでそんなにドキドキ感は無くなっていた。この日からしばらく絶食。
麻酔の先生の説明のおかげでそれに関しては不安も薄らいだのだが、今度は肉腫だったらどうしよう、と新たな悩みが。不安要素を探しだして煮詰まっていくという悪循環。
ここで下剤が効いてきたので出してスッキリ。手術の様子をネットで調べていた時に、出たものの量を看護士さんに見せる、という体験談があったのですが、事前に聞いたらそれは無かった・・・ホッ。
9時頃、両親が来る。婦人系なので父には来なくていいとやんわり伝えていたのだが、どうせ暇だから、という理由で来院。
血栓予防の為の弾圧ストッキングをはいてから病棟の看護士さんと手術室まで歩いていく。
大きな入り口まで両親も一緒に。そこからは手術室の看護士さんと一緒に自分の手術室まで歩いていく。昨日の麻酔の先生もいてほっとする~。
紙のようなシャワーキャップを被ると「はい、では今日知世さん(仮名)は何の手術をしますか?」と昨日の麻酔の先生にいきなり質問され
私「は?あ、あの子宮筋腫と子宮を取り・・・取る・・・」(あたふた)
看護士さん「取る?」
私「手術をします」(あたふた)
看護士さん「緊張してますか?」
私「してます!」
不意の質問にドキドキが上昇。
広い通路の右と左に手術室がたくさん並んでいる。ああ、こんなにいっぱい部屋あるんだー、あ、手術台思ったより小さい、なんか器械がたくさん、人も多いーこの部屋もこれから手術なのかーときょろきょろする私。見学会でしょうか。
確か7つくらい手術室があった。「はいここが知世さん(仮名)の手術室です」
ストレッチャーみたいな小さい手術台に寝かされる。え、こんなに細いんだ!大きい人とか絶対両肩がはみでるよ。と思ったけど、脇が広いと手術しにくいからか、とあとになって気づいた。点滴やら心拍数の器械やらを身体につける。上をむくと照明が。ああ、TVで見たよこういうの。本当にライト丸いんだなぁ。TVのように上の方には手術を見られるガラスばりの部屋があるのかな?と思ったら何にもなかった。TVっこ過ぎるだろう私。
で、パンツだけ履いた裸の上に紙でできた布団みたいなものを掛けられ、横の姿勢になったまま麻酔の先生を待つ。あれ?病室に来た先生ここにいるよ、と思ったら、なんとその人は手術室の看護士さんで麻酔の先生ではなかったのだ。昨日はいろいろ緊張してて何やら勘違いをしていたようだ。
その間、私の緊張をほぐそうと、ここの病院は食事がおいしいと患者さんに言われたんですよーとか、どこに住んでるんですかーとか、いろいろ看護士さんが話しかけてくれました。点滴を射す時、腕の筋肉がすごいなぁと思ったそうで「何かスポーツされているんですか?」この運動不足な私になんちゅー質問を。
そうこうしているうちにちょっとお歳を召した麻酔の先生登場。
「いやぁ~向こうが遅くなってねー」とあちこちの引き出しを開けたり閉めたりがさがさと探し物をして落としたりwなんか面白い先生だぞ。
局所麻酔(硬膜外麻酔・背中から痛み止めの管)を入れる為の麻酔をする、との説明。来た、ついにこれがきた・・・(どきどき)
「はーい、じゃあ背中丸めて。」「・・・うーん思ったより骨と骨の間隔が狭いな、どうしようかな」不安になる私・・・
「うん、ここでいいな、ここにする!」「はーいじゃあ消毒するねー(拭きながら)あっ、すごい代謝いいね」看護士さん「本当だ、すごい代謝いい!」とよく判らない評価を頂きました。
途中から麻酔の先生が漆原教授みたい、と思ったらなんだかおかしくてw
怖さと面白さとで手術室の空間がなんだかほんわかしてるような不思議な感覚w
背中の針はそんなに痛くなくて「じゃあ液入れますねー、ドーンと押される感じがあるよ」ドーン!
私「・・・おお」ほんとだ押される感じ。でも痛くはない。
看護士さん「痛かったら声だして下さい。我慢しないでねー」
私「はい、大丈夫です」
先生「はい、もう1回いくよー」ドーン!あ、1回目に比べるともう衝撃はない。思ったより平気。で、もう1回くらい薬入って
先生「じゃあ管入れるねー」私「はーい」
痛みは何にもなくあっというまに管が入る。神経に障るとビリっとするらしく、入らない人は30分くらいかかる、と聞いていたのでたいしたことなくて良かったー。
看護士さんに「もうここまで来たら70%おわったようなもんですよ」
よし、あとはもう眠るだけだな、とほっとする私。手術はこれからですけどね。
「はーいじゃあゆっくり呼吸してください」と口元にマスクを当てられながら、ああこれが荒瀬先生だったら「ひと~つふた~つ・・・にゃにゃ~つ・・・はい落ちた!」ってなるんだろうなー荒瀬先生~サダヲっち~と思いながら11まで数えて落ちたようです。
長くなったので3に続く。